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Got To Do (alternative GTD)

2005年に"Web2.0"というキャッチーなフレーズで総括されたここ数年のインターネットの「革新」が、2006年には世の中にかなり広く認知されるようになった。勿論それは、ベストセラーとなった梅田望夫氏の「ウェブ進化論」の貢献に因るところも大きいわけだが、それ以上に、YouTubeやはてなブックマークなどのサービスが非常に身近になったことや、ブログやSNSの「簡単さ」が一般ユーザーにとっての障壁を下げていることが大きいだろう。こうした流れの中で、ブログパーツ(Widget)を使えば"MashUp"さえも今や一般ユーザーが簡単に実現できるようになった。つまり、2006年はWeb2.0(或いはSemantic Web)のコモディティ化の年だった、と言える。

その一方で、Geeksは一般ユーザーには全く実現し得ない世界を構築しつつある。例えば、Perlを使ったインターネット上のリソースアクセス自動化ツールの「Plagger」などは、使い勝手・必要性・面白さの全ての意味で、一般人には理解不能なツールである(Googleに「はらへった」と入れただけでピザが届いても普通の人は喜ばない)。同様に、YAMLやJSONの便利さや、Ruby On RailsCakePHPの生産性の高さも一般人には全く理解できない世界だ。この意味で、インターネットとITは、ますますハイエンド化が進み、敷居が高くなっていると言える。

このように纏めると、インターネットが相反する二つの方向に走っているように思える。しかし、この「コモディティ化」と「ハイエンド化」の双方に共通しているのが、「情報へのアクセス」を実現したいという欲望である。YouTubeはてなブックマーク、Plaggerは情報へのリーチを容易にするし、ブログやWidget、Railsは情報のアウトプットを促進する。各々、必要な情報に「アクセスしたい」「アクセスさせたい」という欲望を実現するツールやサービスである。インターネットも誕生から10年が経過し、複雑になってきたように思えるが、結局のところ「情報流通」という原点に回帰しているだけだとも言えよう。

こうした中で、ますます重要性を増すのは「Search」である。何を今更、と思う向きもあるかも知れないが、世の中にはGoogleでさえリーチできない情報が多数ある。また、Googleのサーチアルゴリズムでは不満なユーザーも沢山存在する。単に情報を収集するだけではなく、情報の海の中から必要なものを峻別し、組み合わせることで価値あるものに仕上げる能力の重要性がこれまで以上に増している。「Search」と言うよりは「Discovery & Remix」という方が正しいかもしれない。

忘れてはならないのは、「Discovery & Remix」にはユーザーのアクションが不可欠だと言うことだ。私自身も、「自分がやらねばならない(I've got to do)」ということを強く意識しつつ、これからも様々なことに取り組んでいきたいと思う。

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